薬局コラム

社員育成には評価制度が有効

マネジメント(採用/評価/組織づくり) 2017年 07月 26日

『評価制度を査定のツールだけにしていませんか?』
 
評価制度のお手伝いをさせていただいていると、
“評価制度=社員の給与を決めるもの”というイメージを
持たれている経営者様が多いように感じます。
もちろん、給与や賞与、昇級を決めるためのツールではありますが、
それだけが評価制度の目的ではありません。
 
では、評価制度導入の目的は何でしょうか?
それは、組織の経営目標を達成するために
社員ひとり一人を育成することであり、
それを実現するために評価制度を導入します。
 
 
『評価制度を社員育成にする仕組みとは』
 
評価制度を社員を育成する仕組みにするためには下記の3つを行うことが重要です。
(1)現場に即した業務内容が評価シートに盛り込むこと
(2)考課者研修を必ず行ない、管理者の評価基準を整えること
(3)評価結果を部下に伝えるフィードバック面談を社員育成の場とすること

 
(1)~(3)について簡単にご説明します。
(1)現場に即した業務内容が評価シートに盛り込むこと
多くの評価シートを見ていると、社員の姿勢・意欲・態度などを
評価する項目を設けていることと思います。
当然それらを評価することは重要なのですが、それと同様に
組織の目標を達成するために現場の社員が
何をどのように行動するか評価することも重要です。
要するに、専門的な能力と業務を評価するということです。
 
 
(2)考課者研修を必ず行ない、管理者の評価基準を整えること
評価をうまく機能させるためには、
管理者が適正に評価できるように研修・訓練することが重要です。
今まで”評価”をしたことがない、あまり得意ではないという
管理者もいらっしゃるかと思います。
そういう場合は会社がしっかりとサポートをしましょう。
管理者が適正に評価できないと現状の部下の評価点数が算出されませんし、
その部下は何が得意で何が苦手なのかという
現状の把握すらできないことになります。
 
考課者研修のやり方としてはケーススタディを用意して、
まずは管理者が各自で評価を行います。
その後、2~3名のグループに分かれて、
どうしてその評価にしたのかを話し合ってもらいます。
これを評価を行う前に毎回行うことで、
バラバラであった管理者の評価が少しずつ整っていきます。
 
 
(3)評価結果を部下に伝えるフィードバック面談を社員育成の場とすること
評価結果を社員育成のツールにするためには、
フィードバック面談が非常に重要です。
評価結果を伝えるとは、最終的な点数やランクを通達することだけではなく、
下記を通じて社員の良いところさらに伸ばすことです。
(1)今期の振返りをする
(2)評価シートから「良かった点」「改善点」をいくつかピックアップし
何が良かったのか、何が改善すべき点かを伝える
(3)(2)を踏まえて今よりももっと良くなるために、
仕事が楽しくなるために組むべき事項を明確にして
”何を” ”いつまでに” ”どの程度まで” ”どうやって行うか”
というアクションプランを作成する
 
 
『評価制度を機能させるためには会社のサポートが大切』
 
評価制度を社員育成のツールとして機能させるためには、
会社がしっかりとサポートすることが重要です。
会社がサポートするとは、制度を整えて、
必要なツールを作成しておくということです。
そして、今すぐ全てがうまくいくと思わず、
長い目で社員育成のための仕組み作りを整えていくことが大切です。
 
評価制度の導入を検討している会社様も、
すでに制度を導入しているがもっと活用していきたい会社様も
今回ご紹介したことを是非取組んでいただければと思います。
 
 


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2016年9月7日公開

今回の担当コンサルタント

医療・介護・福祉・教育支援部

井上 智弘(イノウエ トモヒロ)

「人財採用」「人財育成」をテーマに、医療機関へのコンサルティングを行っている。
前職で医薬品卸の営業を経験しており、調剤薬局を含む医療業界に精通しているため、現場密着でのコンサルティングに定評がある。

 

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